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「人材確保が困難」と回答した企業の世界平均は69%、過去15年間で最も不足感が強い結果に

「人材確保が困難」と回答した企業の世界平均は69%、過去15年間で最も不足感が強い結果に

2021/08/04

「人材確保が困難」と回答した日本企業は76%、2021年マンパワーグループ人材不足調査結果を発表

総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社 (本社・東京都港区、代表取締役社長:池田 匡弥、以下マンパワーグループ)は、日本を含む世界42カ国・地域の雇用主を対象に、「人材確保の難易度」「人材確保が極めて困難なスキル」「従業員に求められるソフトスキル」について調査を行い、その結果を発表しました。

人材確保の難易度:世界平均58%→69%、日本88%→76%

14回目を迎える本調査は、世界42ヵ国・地域における19,046人の雇用主を対象に実施。人材不足を感じている雇用主は、前々年比9パーセント上回る69%に達し、調査開始以来、最も人材の不足感が強い結果となりました。日本では、前々年比12%ダウンの76%となり、約10年ぶりに80%を下回っています。(図1参照)

人材不足を感じている企業の割合推移

※2020年は調査未実施

日本において人材確保が極めて困難なスキル:前回調査結果1位 エンジニア→今回調査結果1位 IT・データ関連

2020年以降、企業のテレワーク導入・DX推進などにより、自社システムツールの整備を急務で進める企業が増加したことで、IT・データ関連のスキルを持つ人材の需要が高まっています。しかし、労働力人口が減っていくことが想定される日本においては、人材確保の一環としてIT人材の教育・育成が求められます。デジタル時代に突入し、働き方そのものが見直されている現在、企業においては新スキルを必要とするポジションの見直しも同時に進めていくことが不可欠です。(図2参照)

図2

人材確保が極めて困難なスキル
2019年2021年
1 エンジニア IT・データ関連
2 営業・マーケティング 営業・マーケティング
3 ITエンジニア 顧客対応・接客
4 会計&財務スタッフ 機器・機械操作/物流
5 技術者 製造・生産

世界で高まるソフトスキルの重要性:前回調査結果1位コミュニケーション、今回調査結果1位責任感、信頼性、自律性

Covid-19のパンデミック後に求められるソフトスキルとして、『自律性』や『協業力』が上位項目です。リモートワークが常態化し、柔軟な働き方を求める従業員のニーズに対応するため、企業は社員に合わせた職場環境を整えています。このような状況下では、自身のスキルアップにかかる時間を確保することを考慮しつつ、周りと業務を協業できるソフトスキルを装着することが重要です。(図3参照)

図3

従業員に求められるソフトスキル
2019年2021年
1 コミュニケーション 責任感、信頼性、自律性
2 優先順位化 回復力、ストレス耐性、適応性
3 適応力 イニシアチブトーキング
4 率先力 リーダーシップ、社会的影響
5 誠実 推論力、問題解決力

2021年人材不足に関する調査詳細
URL:https://www.manpowergroup.jp/company/r_center/w_paper/

Talent Shortage 2021

マンパワーグループ リサーチセンター
マンパワーグループは、労働市場の将来と現状を見据え、今後の変化を予測するために、定期的に労働市場の考察をおこなっています。本調査を含む各レポートの詳細については、下記URLをご確認ください。
URL:http://www.manpowergroup.jp/company/r_center/


【本件に関するお問い合わせ先】
マンパワーグループ株式会社 広報室
TEL:03-4531-2937 [email protected]

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