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製造職で20年務めた後、再就職をすることになりました。再就職先を探すにあたり、これまで間接的な業務として一部担当していた事務職に就きたいと思いました。さらに、両親の面倒も見ているという状況もあり、できれば自宅から近距離で正社員雇用が理想と考えました。ただし、年齢的な面でも難しい活動になると予想していました。
- 家庭の事情も含めて、細かく相談を行う
- 業界での経験が活き、職種を変えることに成功
- 面接での一言が、高い評価を受けて内定獲得
父親の介護など、家庭の事情を含めて相談
最初に、応募書類の作成から準備を開始しました。並行して、どのような方向性で活動するかという点についても、キャリアコンサルタントの方に細かく相談をしました。希望職種は事務職で正社員、高齢の両親のうち、父親は介護を必要とするため、近距離の通勤という条件を示しました。
経験・年齢面の懸念から、事務職の面接が獲得できない
キャリアコンサルタントの方から、数社の事務職案件を案内いただき、6社に応募しましたが、事務経験が乏しいこと、さらに年齢的に正社員雇用が難しいという理由で、面接までに至らない状況が続きました。一度は、事務職を断念するという気持ちになっていたところに、キャリアコンサルタントの方から、社員8名の自動車修理販売企業の事務職案件をご紹介いただきました。
会社の規模でなく、自分が力を発揮できる場所
キャリアコンサルタントの方は、私が会社規模を気にして、この案件を辞退するかと思われたそうです。それでも私は、話を聞いて是非挑戦してみたいと思い、さっそく応募することにしました。これまで事務職では、面接獲得さえ難しい状況でしたが、経験のある業界であること、そして企業規模が小さいことが、逆に私にも力を発揮できる場所もあるはずと信じることができました。そうした思いが通じたのか、応募面接を受けることができ、その面接の場で「会社は規模では有りません。私は、自分が役に立てそうな会社を探しています・・・」と、その時の正直な気持ちを伝えました。結果的に、その点が社長から評価を受けて、正社員での内定をいただくことになりました。
活動を振り返って
小さな企業ではありますが、経験のある業界であること、事務職であること、正社員雇用であることなど、結果的に満足できる転職となりました。また、幸いに家からも近く、両親の面倒を見ることもできる環境となりました。
当初は、面接の獲得も苦労しましたが、ご本人が一生懸命努力された結果が報われました。少しでも希望が叶うよう、案件を開拓してきた担当のキャリアコンサルタントも報われることとなりました。面接での「自分が役に立てそうな会社を探しています...」と言われたご本人の真摯な姿勢が、年齢やスキルなどの課題を超える大きな採用ポイントとなったと思います。