2021/04/12あなたにとっての「良い仕事」の探し方とは?
あなたにとっての「良い仕事」とは何でしょうか。どのように探せば「良い仕事」を見つけることができるのでしょうか。
ご相談者様に、今後の再就職活動のスケジュールについて希望をお伺いすると、「退職した後に少しのんびりしたい気持ちがあるのですが、良い仕事があればいつでも検討します」と、おっしゃる方が少なくありません。
「良い仕事」とはいったいどのような仕事なのでしょうか。このコラムでは、「良い仕事」とは何かを改めて考えてみたいと思います。
そもそも「良い仕事」とは何でしょうか。
どのような仕事を選択しても、「良い」と思える感覚は一人一人異なります。ですから、実際にはご相談者様がイメージされる「良い仕事」と言える仕事が簡単に見つかる訳ではありません。皆さんそれぞれの価値観、家庭のご事情や経済的なバックグラウンドなどの違いにより、「良い仕事」の内容も違ってくるのが実情です。当たり前のことかもしれませんが、「良い仕事」とは一人一人が考える希望条件に合う仕事、とも考えられます。
カウンセリングに際して、ご相談者様にご希望を伺うと以下のような条件が出てきます。
- 給与が高い(給与が高い又は前職と同水準)
- やりがいを感じられる仕事
- 職場環境が良い
- 自宅から近い(通勤しやすい)
- 休日が120日以上
- しっかりとした研修制度がある
また、小さいお子様がいる場合やご家族の介護をされている場合、また持病をお持ちだったりする場合は、以下の内容を優先希望とされる方も多いです。働き方を優先するケースです。
- フレックスや休日が取得しやすい
- 残業が少なくワークライフバランスが整っている
- 在宅勤務が可能
このように、自分にとっての「良い仕事」とはご自身の希望とどれくらい合っているか、という観点で見ることができます。
「良い仕事」選びのポイントとは?
様々な求人をチェックしながら応募先を絞り込んでいると、「自分の求める条件を100%満たしている求人は殆ど無い」とおっしゃるご相談者様も少なくありません。応募先を絞り込む際に、より自分のニーズにマッチした仕事を探したいと思うのは当然だと思いますが、理想が高すぎてしまうと、応募先が少なくなり、就職活動が長期化してしまうリスクが出てきます。
一方で、自分の望む条件を広く設定しすぎると、入社後に仕事に対するモチベーションが保てなくなったり、無理のある働き方になってしまったり、最悪の場合は退社に至るケースも考えられます。そこで「良い仕事」を考える際に、もう一つ重要な観点が「仕事を通じて何を得たいのか」という点です。
仕事を通じて得たいものは何でしょうか。
希望の条件に合致するもの、という観点だけで「良い仕事」と判断するのではなく、仕事を通じて得たいものは何か?という観点でも検討することお勧めします。実際に皆さんが応募先を絞り込む際に、私がアドバイスしていることは、まずはどうしても譲れない条件を3つ(又は2つ)挙げて、さらに条件の優先順位を決めていただくというものです。
給与額と通勤時間どちらを優先するか、仕事内容と休日数どちらを優先するか等、ご自身の譲れない条件に照らし合わせて、実際に応募先の絞り込みを進めていきながら、最終的には本来自分が仕事に対して求めていることを掘り下げていくことができます。
- 自分の労働に見合った対価として経済的な報酬はしっかりと得たい
- 自分の強みを発揮して仕事の達成感を得たい
- 自分のできることで、何らかの形で人の役に立ちたい
- キャリアの転機と捉えて、以前から興味のあった仕事にチャレンジしてみたい
仕事で得たいことは何か、仕事を通じてどんな自分になりたいのか考えていただき、自分なりの働く目的や意味を明確にすることで、自分にとっての本当の意味での「良い仕事」に気づいて頂けるのではないでしょうか。
私たちは「自分にとっての良い仕事」探しを一緒に進めるお手伝いができます。キャリアコンサルタントにお気軽にご相談ください。