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2021/09/29キャリアコンサルタントの活用法

再就職活動や転職活動でよく出てくるのがキャリアカウンセリング、キャリアコンサルタントという言葉ですが、そもそもキャリアカウンセリングとは何をするのだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
キャリアカウンセリングでは、まずはキャリアコンサルタントに今思っていることを話してみることから始めます。
言いたくないことは言わなくても大丈夫です。
話し始めることで、少しずつ不安に思っていることや、不明な点が出てきます。キャリアコンサルタントは、あなたが考えていることや思っていることを整理するお手伝いをしますので、安心してお話しいただければと思います。
キャリアカウンセリングは、キャリアについてのみ話をしなければならないというものではありません。ご自身の思いを整理し、今後の人生の方向性を見極めるために活用してみてください。

整理する

まずは、ご自身が今後どのようにしていきたいかを整理してください。
お一人お一人のバックグラウンドは様々です。目の前のことに目が向きがちですが、少し先を見据えて考えられるとよいと思います。
ご自身が今後どうしていきたいか、10年後に充実していると思うために譲れないところは何か、とは言え家族を幸せにするためには・・など、思いは尽きないと思います。ですが、このような思いも、一つ一つ整理し、客観的な目を持ち判断できるようお手伝いをします。
言葉に出すことで、考えがまとまっていく経験はお持ちではないでしょうか。キャリアコンサルティングを活用することで、ご自身の考えが明確になってきます。そのうえで、どうされるかをご自身で決断できるようキャリアコンサルタントは支援していきます。

言語化する

ご自身について言葉にしてみたり、書いてみたりする機会は日常生活の中ではあまりないのではないかと思います。
退職・再就職を決められた方は、まずはご自身のキャリアの棚卸をしてみてください。転職経験のある方も転機にご自身について考え再度言語化してみることをお勧めします。
そのうえでキャリアコンサルタントに記入したものを見せて頂き、説明してみてください。より最適な言葉や効果的な言い回しのアドバイスをもらえたり、ご自身の言葉を客観的に聞いて整理できたり、様々な発見があると思います。
ご自身での発見なので、実は私は何もしていないのですが、活動中の方々から、ご自身の強みがより明確になり、自分に自信を持ってモチベーションを上げて活動ができるようになったとお聞きします。

キャリアの棚卸についてはこちらをご覧ください。キャリアの棚卸① キャリアの棚卸②

伝える

面接にも通じることですが、明確になった今後のキャリアの方向性、強み、思いをキャリアコンサルタントに伝えてみてください。
しっかり自分の気持ちや思いが伝わっているかどうか確認してみてください。伝わり方に問題があるのであれば、伝え方の方法を一緒に考え、解決ができれば、更に次につながる道が開けてきます。
また、ご自身の希望や考え方、どのような仕事に興味があるのか、ご自身の強みを生かすにはどんな求人がいいと思うかなどについては、随時伝えてみてください。考えていることを正確に伝えるということは、今後のキャリアに大きな影響を与えるものになるはずです。


自分のために相談する

就職活動がうまくいかないとき、迷ったとき、どうすればいいかわからなくなったときも、まずはキャリアコンサルタントに相談してみてください。
話をしているうちに、ネガティブになっている自分に気づいたり、本来の目的を見失い客観的に判断できなくなってしまっていることに気づかされたとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
言葉にすることで整理し、ご自身の状態に気づくことができます。そして、基本に立ち返り、客観的に判断できるようにキャリアコンサルタントが一緒に考えて意見を出し合っていくことで、ご自身で納得のいく結論が導き出されるのです。

まとめ

ここまで、いろいろと説明してきましたが、キャリアコンサルティングを効果的に活用することで、ご自身が納得のいく方向に向かうことができるのではないかと思います。
こんなことを聞いてはいけないのでは?こんなことを話してはいけないかもしれない、などの制約は一切ありません。
まとまりのないお話でも構いません。まずは、ご自身のお気持ちを整理することを目的に活用してみてはいかがでしょうか。
ご自身のモチベーション維持のために、ご自身の未来のために、そして今後の方向性を明確にするために、転職力を上げるために、どんな時もキャリアコンサルタントをうまく活用してください。

キャリアコンサルタント 下田

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