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2021/11/04年齢を問わず異業種・異職種にキャリアチェンジする人は多い!(後編)

応募においては何が重要?

一般的に応募書類作成の際は、応募先のニーズに対応した内容にすることが大切です。異業種・異職種への応募の場合は、これまでの経験の他、活用できる専門スキルや、課題解決能力やコミュニケーション力などの汎用的なスキルも広くアピールします。
これまでの経験とは違う業種へのチャレンジですので、柔軟性や積極的な姿勢、学ぶ意欲が高いという印象を採用担当者に持ってもらうことが重要です。特に長くご経験されてきた業種・職種からキャリアチェンジをされる方は積極性・意欲的であることを意識した書類作成をお勧めします。
また、どうしてこの業種のこの仕事を選んだかという志望動機が、書類選考や面接試験でも重要となります。
例えば、約30年キャリアの中で幾度かの転職を経験し、他の方の転職を支援したいという強いお気持ちからキャリアコンサルタントになった方がいます。
他には、長きにわたり営業や販売を担当した方が、地元の発展に貢献したいという強い使命感から観光物産の販売促進管理職として再就職した方もいます。
このように志望動機には、強い意思を織り込み採用担当者の心をつかんでください。

入社ではどんな準備が必要か?

再就職先が決定後、スムーズに勤務を開始するために入社前の準備が大切です。
企業が属する業種の最近の状況について改めて理解を深めて下さい。特にオーナー企業への入社であれば、経営方針など振り返っておくことも効果的です。どのような場合も選考過程において得た情報を再確認して、ご自身に期待されている役割や事項に対して、活かせる知識や能力、新たに取得する必要がある知識や能力を整理しておくと、仕事上のリスクはぐっと少なくなります。
また、在宅ワークが予想される場合は、新たな職場での人間関係を早く作れるよう、コミュニケーションの機会を増やすことを考えておきましょう。
入社後、これまでの生活リズムが一変することもあります。シフト勤務になる方や以前と勤務時間が異なる方は、想定される時間のサイクルに心身を慣らしておくことが必要です。
入社準備をしっかり行い、新たな仕事へ向かって大きな一歩を踏み出せるようにいたしましょう。

キャリアチェンジ達成に向け、柔軟に着実に活動しましょう。

キャリアチェンジは決して特異なことではありませんが、同業種同職種への活動に比べ、不安や焦りを感じることがあるかもしれません。活動を進めていく過程で、場合によっては当初の希望業種や職種を変更するなど、柔軟な思考が重要です。
応募に際しては、求人情報を分析し企業ごとに応募書類をカスタマイズすること、また面接の準備をしっかり行うことなど、一つ一つ確実に実施すると不安は軽減できると思います。
活動がうまく進まない場合は、もう一度、自己理解を深めて、活かしたい強みを確認してください。さらに新たな気づきを得るために、検索サイトを変えるなどルーティン化した活動を変化させてもいいと思います。常にキャリアコンサルタントが皆様と伴走いたしますので、キャリアチェンジについても検討してみてください。新たな人生の風景が見えてくるかもしれません。

年齢を問わず異業種・異職種にキャリアチェンジする人は多い!(前編)

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