2023/06/05自分の「学習スタイルや学びへの特性」を理解して「学び」を始めてみよう
ここ数年、社会人のリカレント教育やリスキリングなど学びを推進する動きが活発化しています。今後のキャリアを考えるにあたって、現在の勤務先でキャリアを積むにしても転職で新たな環境にチャレンジするにしても「学び」は必要という考え方が一般的になってきました。
分かっているけどなかなか踏み出せない、いつかやろうと思っているけど時間もないし動けない、そんな方にお勧めのラーナビリティ診断をご紹介したいと思います。
本当に社会人はみんな「学び」を始めているのか?
統計データ(【社会人の学びに関する意識調査2022】ベネッセコーポレーション)としての数字を見ると、「今までに学習経験があり、今も学習中の層」は、18~64歳の男女の社会人の約34%となっており、意欲はあるのでこれからという層が13.5%という調査結果があります。
実際に何かに取り組んでいる層は全体の3分の一くらいということで、まだそこまで多くの方が取り組んでいるという訳ではないようです。
また、一回は何かしらチャレンジしてみたものの続かなくて辞めてしまった、という方も1割程度いるようで、やはり社会人が学び続けるというのは簡単なことではないと思います。
一方で、社会人になってから学んだ経験はなく、これからも学びたいと思わない層は41.3%となっています。
学びに対して消極的な理由として、時間がない、やる気が続かないという理由の他、学ぶこと自体が面倒・つらい、学びたいと思うことが見つからないという理由から、学びに対して二の足を踏んでしまう傾向があるようです。
何のために学ぶのか?
一概に「学び」と言っても仕事で忙しい中、時間もお金も使うので、学ぶことで何かしらの成果(例えば、収入アップや昇進、転職など目に見える結果)に繋がるようなものを学びたいと思うのは自然なことだと思います。また、せっかく学ぶのであれば、すぐに業務に直結するものが良いのではないか、今の仕事で使えるテクニックや知識が良いのではないかと考え、それなら実践の場でなんとなくスキルアップしてきているし敢えて学ぶと取り組みをしなくとも自然に身につくからわざわざ自分の時間を使わなくても良いと考える方もいると思います。
確かに学ぶことで結果が出て、自分の目指すべきところに向かう、ゴールのある学習は目標も立てやすいですよね。ですが、仕事の延長線上だとやる気が続かない、自分が本当に興味を持って学びたいことではないということでなんとなく踏み出しにくいということもあるかもしれません。
上記でご案内した調査結果を見ると、学習目的として一番多いのは「趣味・教養のため」となっています。仕事のため、資格取得のためよりも多いのです。
将来やこれからのキャリアに直結せずとも、まずは自分のために新しいことをやってみる、知識を得てみる、という気軽に気持ちで学びを始めている方が多いのでしょうか。
「学び」のハードルを下げて、何かを始めてみる
マンパワーグループは、「学ぶ」ことにも力が必要だと考えています。一歩踏み出す力、そしてそれを継続する力です。どのような学習のスタイルが適しているのか、学ぶことに対しての特性としてどのようなものがあるのかを確認して、自分はどのような力を使って学べるのかを知ることも一つのきっかけになると思います。ラーナビリティ診断で自分の特性が分かりますので、ぜひ実施してみてください。また、この診断後に、タイプ別のおすすめコンテンツも表示されますので併せてご覧ください。
学習タイプが分かるLQ診断はこちら: ManpowerGroupとHogan X社による、学習タイプが診断できるLearnability Quotient™(LQ診断)。3分ほどで個人の学習スタイルや特性を知ることができます。
「学ぶ」ということを難しいもの、と捉えずにまずは何かをやってみる、という気楽な気持ちで始めてみるのはいかがでしょうか。自分の趣味は何だろう、今知りたいのはどんなことだろう、そんなことを考えるきっかけにして「学び」を始めてみませんか?