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2022/10/11世代を超えてつながる、ともに働く

ミドルシニア人材の働く現状

世の中はデジタル化していっているけれど、これまでやってきたことはもう活かされないのだろうか? 職場で年下上司や若手社員にいろいろ聞くのは気が引けるし・・・。年下世代とこれからも一緒に働いていくには、一体、何を学べば良いのかだろうか、そんな風に密かに頭を悩ませていらっしゃいませんか。

一方、若い世代も年上の方々との付き合い方に戸惑っているかもしれません。まずは、弊社マンパワーグループ株式会社のアンケート結果より、年下上司の目に年上の部下がどのように映っているのか、現状をご紹介致します。

年下上司・年上社員との人間関係

弊社が行った、「直近3年以内に転職した3555歳の正社員男女400名を対象に、職場における年下上司・社員との人間関係についての調査」(マンパワーグループ調査2018.3)では、年下上司を持つミドル人材は約7割に上り、また、年下上司とうまくいかなかった経験を持つミドル人材は約3割いるという結果が出ています。

年上の部下との仕事のやりやすさ、やりにくさの実態とは?

さらに、「管理職やリーダーポジションを務めている20代~50代の男女400名を対象に、年上の部下を持つ管理職者の実態についての調査」(マンパワーグループ調査2021.6)によると、年上部下を持つ管理職者の約7割のうち、やりやすいと回答した人は1割未満で、年上部下にやりにくさを感じている人が約2割いるということが分かりました。

やりにくさの要因は「年齢差への意識が強い」「スキルや学習意欲が不足している」「過去の経験にとらわれている」、一方、やりやすさの要因は「上司の立場に対する理解の深さがある」「経験が豊富で頼りになる」が上位を占めていて、二極化した回答が出ています。

世代を超えてつながり、ともに働くには・・・求められる人間力

このように、いくら能力やスキルが高くても、コミュニケーションの取りにくい人に仕事は頼みにくいのですが、組織や職務に対して積極的で協調的な姿勢のある人には、安心して依頼できるのです。

スキルも重要ですが、豊富な社会人経験から培われた対応力や人間力が求められています。聞く力をもって潤滑油となりながら、若い世代の力を十分に発揮できる環境づくりも大切になります。そのためには、若い世代の特徴をしっかりと理解することも大切なポイントです。

デジタルネイティブと言われる世代の特徴

Z 世代(1990年代半ば以降に生まれた世代)は2020年時点で世界人口の約3分の1を占めています。デジタル技術に囲まれて成長してきたZ世代は、SNSなどのコミュニケーションツールに慣れ親しんでいて、オープンでフラットなコミュニケーション環境を求める傾向が強いとも言われています。Z世代と接する際には、同じ目線に立って意見を求めるなど、フラットな関係性を心がけてみると、自分の考えを率直に伝えてくれ、今まで自分にはなかった価値観を与えてくれるかもしれません。

デジダル化が進み、産業構造が変化する中では、【デジダル✕人間力のコラボ】で相互作用がなされることが理想的だと思われます。

立場が変われば考え方や価値観が違うのは世代を問わず当たり前のことですが、そこを互いに否定したり、排除したりし合うのではなく、互いの強みを理解し合いながら融合していけたら、成し遂げられる仕事の幅が大きく広がっていくことでしょう。

まとめ:次世代がつくる未来の中でともに働くためには

人生100年といわれる中、50歳という人生の節目ともいえる年齢が見えてきている世代の方は、上司や先輩たちの状況を見ながら将来の働き方を考えつつ、自分の市場価値をつかみ、準備を始めておくことをお勧めします。

今あるスキルにどのような肉付けをし、人間力を磨き、発揮していけばいいのかなど、5年後、10年後の、そう遠くない未来に向けて、今後の生き方・働き方に具体的なイメージを持つことができるよう、考え始めてみてはいかがでしょうか。

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