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変化の激しい時代におけるキャリアの考え方

非常に変化の激しい時代、誰もが知っている企業でも5年後、10年後に存続しているとは限りません。人生100年時代、皆様は何歳まで働きたいですか。65歳、70歳様々な意見がありますが、最も多いのができるだけ長く働きたいという意見です。できるだけ長く・・・・あと何年働くことになるのでしょうか。10年、15年、20年とまだまだ仕事人生は続きそうですね。弊社にご登録いただいている再就職活動中の方でも、「次の仕事は定年まで安定して働くことができる仕事を希望する」とおっしゃる方が多いのですが、本当に定年まで安定した仕事はあるのでしょうか。世の中は急速に変わっており、このコロナ禍で在宅勤務が定着したように、仕事も働き方もどんどん変わっていきます。
このような変化の激しい時代においては、キャリアを組織に委ねるのではなく、自分でデザインしていくことが重要です。残念ながら一つの会社に勤め続けて一生を終えられるということが簡単ではなくなっています。終身雇用や年功序列といった日本独自の制度もはや崩壊し、会社が定年まで面倒を見てくれるという時代ではなくなりました。

柔軟でしなやかな働き方

未来の想像が難しい世の中においては、一つのキャリアにこだわり続けるのでは無く、働き方も柔軟に、そしてしなやかに考えてみましょう。一つの仕事を長く続けていくこともいいですが、万が一、その仕事が出来なくなった場合のリスクを踏まえ、第二、第三のキャリアを構築することも重要です。幸いにも最近では副業や兼業が推奨されてきていますので、これまでのキャリアを活かしつつも、未来に向かって新しいキャリアを身に付けてみてはいかがでしょうか。そうすることで第一のキャリアでつまずいたとしても、第二、第三のキャリアを活かして仕事をすることができ、リスクヘッジすることができます。環境が変われば、自身も変化し続けることができる柔軟さが必要です。従来のキャリアは組織主体であり、その組織の中で経験を積み、そして出世していくことがキャリア構築と考えられていましたが、これからは個人が得意なスキルを活かし、個人としてどのようにキャリアを構築していくかを考える必要があります。

新しいネットワーク作り

人生100年時代においては、社会関係資本が重要になります。これまで社内のネットワークを重視しがちであった方は、新しいネットワークを築いてみることで、ご自身の活躍の場が発見できるかもしれません。SNSを積極的に利用してみたり、また新たなコミュニティに参加してみたりすることにより、今まで出会うことのできなかった業界や職種の方と繋がることができ、新しいキャリアを築き上げるきっかけができるかもしれません。

まとめ

時代の変化はこれからも続きます。ポジティブ思考で行動し、変化の激しい世の中に対し柔軟に対応することが大切です。こだわりすぎず新たなキャリアを構築することができれば、人生100年時代、充実した仕事人生を送ることができるでしょう。

キャリアコンサルタント　佐藤