ジョブ型人事制度の推進により従来の年功序列的な昇格は維持することが難しくなり、今後は年上部下・年下上司を前提とした組織運営が増加することが予測されます。また、定年延長の導入により企業の人員構成はシニア社員の占める割合が大きくなり、その点でも年上部下・年下上司における問題は、今後、解消しなければならないテーマであると考えます。
従来より年上部下に関する課題感はありましたが、全社的な課題というよりは一部のマネージャーの問題として捉えられるケースが多かったのではないでしょうか。しかしながら、事業変革・企業変革で年上部下と年下上司が増加してく中で、上司・部下間による"わかりあえなさ"が、シニア社員のモチベーション・パフォーマンスダウン、さらには組織全体に対する悪影響へとつながることも考えられます。
その課題解決のためには全社的な施策が求められます。そこで注目したいのが、キャリア開発の視点を持ったアプローチ手法です。たとえば、上司部下間の役割認識のギャップ(Must)、中期的視点でどのような能力を身に着けるべきかの視点(Can)、本人も気づいていないモチベーションリソースの深堀(Will)などは、その溝を埋めるための一つのヒントになると思われます。
本セミナーでは、年上部下・年下上司における現状の問題点、そのために必要なアプローチ手法の一つしとしてキャリア開発の視点をどのように活用していけば良いのかを解説します。また、具体的なソリューションとして開発した「年上部下へのキャリア開発支援eラーニング」をご紹介いたします。
eラーニングで、実際の職場で起こっている年上部下・年下上司のリアルな場面を動画にて振り返り、キャリア開発の視点でどのようにアプローチすれば良いかを考察します。eラーニング学習後に活用できる支援ツールもご提供します。
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講師:淺原 亮一(あさはら りょういち)
マンパワーグループ株式会社 ライトマネジメント事業部 シニアコンサルタント
大学卒業後、大手金融機関に入社。同社にて新規コールセンターの立ち上げのプロジェクトに携わるとともに、主に教育・研修等の企画、推進を10年あまり手がける。その後、株式会社ライトマネジメントジャパン(現マンパワーグループ株式会社)に入社。
人事制度の構築といったハード的な側面のコンサルテーションに加えて年代別のキャリアデザイン研修や上司向け部下のキャリア開発支援セミナー、新入社員研修、チェンジマネジメント研修、評価者研修といったソフト面の施策企画や実施にも幅広く携わる。大手から中小企業まで幅広いクライアントに対するコンサルティング実績を持つ。豊富な経験にもとづいた制度面、運用面、トレーニング面からの体系的なアプローチには定評がある。
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