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2022/03/07面接で緊張してしまう・・緊張しても大丈夫!

面接で緊張してしまう・・緊張しても大丈夫!

「面接で緊張してしまって、うまく話せません・・どうしたらいいでしょう?」というご相談を、活動中の方からいただくことがあります。

就職活動をしていると、対面・オンライン(Web)の実施方法を問わず、面接が行われることは多いものです。また1社に対して、一次・二次・最終面接と複数回の面接が行われることもあり、「面接で緊張してしまう・・」とおっしゃる方にとっては、話が進んで嬉しく思う反面、負担に感じることもあるかも知れません。

そもそも面接で緊張してはいけないのでしょうか?そして、もし緊張してしまったらどうしたらよいのでしょうか?

緊張を乗り越えて内定を獲得した活動者の方のエピソードを交えて、これから面接をお受けになるあなたへ、応援の気持ちを込めてお伝えしたいと思います。

面接での緊張はマイナスになる?

まず面接での緊張は、それほどマイナスにはなりません。むしろ適度な緊張感は、誠実な印象で好感を与えることあります。

面接=試験ではありません。面接は、採用企業にとっては、これからメンバー・同僚・部下になるかも知れないあなたとの出会いの場でもあります。ですから、試験ではなく、初対面の相手との商談や打ち合わせ、お見合いなどをイメージして頂くとよいかも知れません。

ある営業のご経験をお持ちの活動中の方へこのお話しをしたところ、「面接と聞くと試験みたいで、何を話したらいいのか・・と緊張していたけど、商談ならイメージ出来るし、これまでたくさんやってきたから大丈夫!気が楽になったよ。」とおっしゃって、1回の面接で見事内定を獲得されました。

面接で緊張してしまったら?

もし面接で緊張してしまったら、「緊張しております」と正直に面接官に伝えてもよいかもしれません。言葉に出すことで落ち着けることもありますし、面接官は応募者の人柄を知りたいと思っていますので、緊張をほぐしてくれることもあります。(圧迫面接の場合は、そうでないこともあります)

このところ、WEB面接(オンライン面接)も増えていますので、緊張をほぐす工夫もできるかもしれません。例えば、カメラには映らない位置に、大事なキーワードのメモを貼っておいて、面接中に確認することも出来ます。あなたがもし緊張したとしても、思わず笑顔がこぼれるようなものを貼っておいてはいかがでしょうか。

ある採用担当者の方は、面接の冒頭で「自己紹介をお願いします。」と応募者に聞くようにしている理由について、「実は面接官である自分の緊張を落ち着かせるために、そうしているんですよ。」とおっしゃっていたことがありました。緊張しているのはあなただけではなく、面接官も同じかも知れませんね。

第一印象をよくすることがポイント!

「面接では第一印象が重要です」と言われますが、では、第一印象はどのくらいの時間で決まると思われますか?

だいたい20秒以内と想定した場合、面接では、入室してからご挨拶をして着席する迄の時間ということになります。

これを活用して、緊張を乗り越えて内定を獲得したある活動中の方の事例をご紹介します。

第一印象に集中して、内定を獲得したある活動中の方の事例

マーケティング部のマネージャーをされていた方で、2社面接をお受けになり、どちらも内定に至らなかったとご相談に来られました。

どちらの面接にも、しっかりと事前準備をしてから臨まれており、質問への回答も的確にポイントをおさえて準備されていました。

そこで、弊社のグループワークを行うセミナーにご参加頂き、他参加者の方々から、第一印象とグループワーク一緒に行ってからの印象をそれぞれフィードバックして頂きました。すると、第一印象は「真面目そう・大人しい・暗め・固そう」というものでしたが、グループワークを行ってからの印象は「明るい・社交的・ユーモアがある・話しやすい」という内容に変わっていました。

実際のご本人は、リーダーとして部を明るく盛り上げるだけでなく、社内のクラブ活動でも幹事を務められるなど、社交的で明るく、社内のムードメーカー的存在なのですが、第一印象はそれとかけ離れていることがわかりました。

改めて内定に至らなかった面接を振り返って頂いたところ、「そう言えば・・面接官から「メンバーの方はあなたによく相談されていると思いますか?」「部内の雰囲気はいかがですか?」など、真面目・大人しい・暗め・固そうという印象を確認するような質問がされていたように感じる。」といくつかの具体的な例が出てきました。

これらのお話しから、面接の場で、実際のご本人に近い印象を持って頂けるには、どうしたらいいかをご相談しました。

「面接ではどうしても緊張してしまい、頭が真っ白になってしまう。」ということでしたので、まずは第一印象をよくすることに集中することにしました。

つまり、事前に準備したことは緊張で忘れてしまっても構わないという気持ちで、まずは入室してからご挨拶して着席する、その時のご挨拶を元気にとびきり明るい笑顔ですることに集中してみたのです。すると面接中の面接官からの質問が、「きっとメンバーの方々から頼りにされているんでしょうね、メンバーの方からはどのようなご相談が多いですか?」「部内の雰囲気は明るそうですが、雰囲気づくりに普段から心がけていることはありますか?」というポジティブな質問に変わり、面接中の雰囲気も明るくなって、気づけば緊張がほぐれ、その結果、見事内定を獲得されました。

緊張を味方につけて、チャンスをつかみましょう!

いかがでしたでしょうか?面接での緊張は、プレゼンテーションや商談に慣れている方でもするものですし、それほどマイナスにはなりません。緊張するのは、あなたが真剣に面接に取り組んでいるからこそで、悪いことではないのです。

第一印象をよくすることで、緊張していても面接官から好印象を持ってもらうことも出来るかも知れません。また事前準備をしっかりしていれば、緊張しても事前準備をした自信があなたを支えてくれることもあります。緊張を味方につけて、チャンスをつかみましょう!

*関連記事:企業面接の面接官は敵?!

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